水ありで描いた時とそうでない時の比較です。

PSAインストラクターの皆様こんにちは(^^)


インストラクター様より

『このアートで水を使う効果を教えて下さい』

という御意見を頂きました。


この技法は、パステルの従来の描き方と違い、少量の水を使うという方法を使っています。

なぜ この方法になったのかどんな効果があるのか 分かりやすく写真付きでご説明させて頂きますね

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① パステルの粉だけでトレーシングペーパーに描いたものです。

  (粉にしてからなじませても、直描きではっきり色をのせてからぼかしても

粉なので淡く薄くなってしまいます。ガラスのような質感、ペーパーへの密着感も弱いように感じます)


 直描きしたパステルを湿らせた筆でなじませたもの

③ 乾いてから粉のパステルでグラデーションをつけたものです。

④ これは以前ご紹介した 水で濡らした筆でパステルから直接色を取る方法です。

  (これもはっきり色がでます)

水なしでパステルの粉のみで描いた作品です
水なしでパステルの粉のみで描いた作品です
PSA講座の水ありで描いた作品です。
PSA講座の水ありで描いた作品です。

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水なしでパステルの粉だけでも描く事は可能です
(^^)

ですが、水なしで描いた場合
色が薄くなるという事だけでなく

水あり+粉 で描いた時と
粉だけで描いた時の質感が変わってくるのが分かりますでしょうか?
(全体的に色の薄い作品だと違いが分かりにくいかもしれません。
薄い作品も透明感があって綺麗なのですが、色がはっきりしているところがあると
よりステンドグラスらしさ メリハリの効果が生まれます)

最初にパステルを湿らせてトレーシングペーパーに定着させ
それから乾いた粉を重ねる事によって
独自の質感が生まれると思うのです

発色もかわります

パステルで直描きし
そこから細かい部分まで筆で伸ばして描く事ができるというのも
良いところかな と思います。
(あくまでも、水は筆が湿る程度で水の付け過ぎに注意です)

カッターを使わないところも私的には好きなんですが・・・(^^)

でも 何よりもこの方法を使いたい 
と思ったのはガラスの質感を出したいというのが第一の理由です


パステルの粉だけをふんわり伸ばす部分があっても
もちろん綺麗です
(^^)v

私はこの湿らせた部分と、粉を重ねていったところの
グラデーションを出すのがとても好きで 
ガラスらしい感じがでるかなと思っています。

これからも、Pステンドグラスアートを楽しんで頂けますように☆